するといままで黙っていた笠原くんの口が開いた。 「先輩さ!俺とヤりたくないんだよね?だったら近づくなよ!俺、言ったよな?自分が抑えられなくなるって!」 「だから、それどういうことなの?」 「こういうこと…」 次の瞬間、笠原くんの唇があたしに重なった。 「ンンッ!」 いやぁ~と黄色い声が聞こえてくる。 「ンッ!やめッ!」 抵抗する前にスッと唇が離れる。 「ほら、やなんだろ?」 違う、違うんだ… あたし、いままで知らないふりしてた。 でも…