背後では、予熱の終わったオーブンがその時を待ち構えている。
クッキングシートを敷いた鉄板にスプーンですくったクッキー生地を並び終えて、ようやく肩の力が抜けていった。
そしてボクの中に、ちょっとした悪戯心が芽生える。
ある意味、精神的に余裕が出たのだろう。
ボールにへばりついて残っている生地をかき集めると、予想通りそれはクッキー1枚分くらいの量だった。
うまい具合に2粒だけ残っていたチョコチップを避けて生地をまとめると、それを手に取り、コロコロと丸める。
「ちょっと、何してるの?」
「まあ見ててよ」
クッキングシートを敷いた鉄板にスプーンですくったクッキー生地を並び終えて、ようやく肩の力が抜けていった。
そしてボクの中に、ちょっとした悪戯心が芽生える。
ある意味、精神的に余裕が出たのだろう。
ボールにへばりついて残っている生地をかき集めると、予想通りそれはクッキー1枚分くらいの量だった。
うまい具合に2粒だけ残っていたチョコチップを避けて生地をまとめると、それを手に取り、コロコロと丸める。
「ちょっと、何してるの?」
「まあ見ててよ」


