「なお、この際だから生徒会長に教えていただいたら?」
と、美紗はとんでもないことを言いだした。
確かにあの人なら教えを乞うにはもってこいかも知れないけど、さすがにその選択肢はないだろう……。
「やー、それは……。まあ、なんとかなるっしょ」
適当にごまかして、荷物をまとめ終えたボクは一番に立ち上がった。
「さ、早く帰ろ!」
図書館の1階に降り立った時、読書スペースに1人だけ男の人が残っていた。
その後ろ姿が少しだけ響先輩に似ていると感じたのは、直前に美紗が名前を出したからに違いないのだけど……。
ああいうビジュアルの人は、やっぱ図書館に来るんだな。
ボクはあえてそれ以上深く考えないことにして、早足でその場を通り抜けた。
と、美紗はとんでもないことを言いだした。
確かにあの人なら教えを乞うにはもってこいかも知れないけど、さすがにその選択肢はないだろう……。
「やー、それは……。まあ、なんとかなるっしょ」
適当にごまかして、荷物をまとめ終えたボクは一番に立ち上がった。
「さ、早く帰ろ!」
図書館の1階に降り立った時、読書スペースに1人だけ男の人が残っていた。
その後ろ姿が少しだけ響先輩に似ていると感じたのは、直前に美紗が名前を出したからに違いないのだけど……。
ああいうビジュアルの人は、やっぱ図書館に来るんだな。
ボクはあえてそれ以上深く考えないことにして、早足でその場を通り抜けた。


