心臓が高まる。
もしかして、春樹?
チャリ、と鍵を持つ音。やっぱり春樹だ。ドアに向かいかけて、足を止める。
何を言えばいいの?
数秒の、静寂。ドアの向こうの気配を感じる。春樹も迷ってる。チャリ、とさらに鍵をいじる。
あぁ、ダメだ。
ドアの前で迷う、不安だけど来てしまう、そんな春樹が愛しい。
「春樹っ」
ドアを開ける。とまどった春樹の顔。当たり前だ、私の顔は涙まじりで目は真っ赤、化粧は落ちかけでひどい事になっている。
春樹の言葉を待たず、私は春樹にしがみつく。また涙がこぼれる。
「…春樹…」
もしかして、春樹?
チャリ、と鍵を持つ音。やっぱり春樹だ。ドアに向かいかけて、足を止める。
何を言えばいいの?
数秒の、静寂。ドアの向こうの気配を感じる。春樹も迷ってる。チャリ、とさらに鍵をいじる。
あぁ、ダメだ。
ドアの前で迷う、不安だけど来てしまう、そんな春樹が愛しい。
「春樹っ」
ドアを開ける。とまどった春樹の顔。当たり前だ、私の顔は涙まじりで目は真っ赤、化粧は落ちかけでひどい事になっている。
春樹の言葉を待たず、私は春樹にしがみつく。また涙がこぼれる。
「…春樹…」
