「あの……」
遠慮しながらも、去った後の母娘が心配になってみのりはおずおずと口を開く。
「実は全部は読み切れなくて。私たち日を改めますから、今日はお2人でゆっくり話してください」
――余計なこと、言ったかな。
親子の問題に、ただでさえ首を突っ込みすぎな気がしている。
その上口も出すなんてとも思った。
が、気まずそうに立ち尽くしている2人の様子を見ていると、このまま互いに気を遣いあい遠慮しあってちゃんと話を出来ないのではないかと不安になるのだ。
「全部は……そう……。ありがとう、そうするわ」
まだ全部は読んでいないと聞いて母親は安堵したような落胆したような複雑な表情を浮かべたが、最後には感謝の意を笑顔で見せてくれた。
彼女の表情に、やはり最後の一通が一番の爆弾なのか、という予想が強まった。
大丈夫か、と玲奈の方へ視線を向けると、彼女も「ありがとうね」と微笑む。
良く似た母娘だった。
遠慮しながらも、去った後の母娘が心配になってみのりはおずおずと口を開く。
「実は全部は読み切れなくて。私たち日を改めますから、今日はお2人でゆっくり話してください」
――余計なこと、言ったかな。
親子の問題に、ただでさえ首を突っ込みすぎな気がしている。
その上口も出すなんてとも思った。
が、気まずそうに立ち尽くしている2人の様子を見ていると、このまま互いに気を遣いあい遠慮しあってちゃんと話を出来ないのではないかと不安になるのだ。
「全部は……そう……。ありがとう、そうするわ」
まだ全部は読んでいないと聞いて母親は安堵したような落胆したような複雑な表情を浮かべたが、最後には感謝の意を笑顔で見せてくれた。
彼女の表情に、やはり最後の一通が一番の爆弾なのか、という予想が強まった。
大丈夫か、と玲奈の方へ視線を向けると、彼女も「ありがとうね」と微笑む。
良く似た母娘だった。


