私はトイレに行くと見せかけて、物の影に隠れて二人の会話を聞いていた。 不審者って思われても仕方ない!!! 気になるんだもん。 「…で、用は何??」 「また…もう一度…やり直したいの。」 「…えっ。」 「私、湊と別れてから、他の人と付き合ったりもしたけど、やっぱり湊と居た時楽しかったなって… だめ…かな。」 「もう…遅いよ…。 もっと早くその言葉を聞けていれば、状況は違ったかもしれないね。 今、俺、好きな子居るんだ。」