キーンコーンカーンコーン 校門の前まで辿り着くと、チャイムが鳴った。 「(ーーーー‥ん!? 入学式に遅刻しちゃうよっ!! ルンルンしてる場合じゃないっ!!)」 急いで自転車を置いて、廊下に物凄いスピードでダッシュした。 すると‥‥ ーーーーガシッ 誰かに腕を掴まれた。 「(もうっ! コッチは時間無いんだっつーーの。)」