これはさすがに、マズイ… こんなこと予想してなかった… だけど、俺がれなを諦めるのには、これぐらいしなくちゃいけないのか… れなは、泣きながら廊下へ走り去った。 俺はまたもや反射的に、れなを追いかけようとしていた。 「ちょ、湊!?どこ行くのよぉ〜」 さっきまでキスしていた女子が、驚いたように俺のシャツに捕まった。 「離せっ」 俺はその手を振りほどいて、れなを追いかけた。