「ほらみろ。」 「だって湊はもう私のこと好きじゃないんでしょう? 私、湊のこと、遊びとかじゃなくて、本当に好きだったのに。」 「今だって、俺……」 「もういいもん! 行こう、エレン先輩!」 私は、湊の答えを聞かずに、スタスタと歩いて行ってしまった。