「ああ、まだあったのね」 隼人のお母さんはその写真を手に持ち、びりびりと破いた。 「ちょっと…?!」 なんで?! 小さくなっていく写真。 「もうお帰りいただけるかしら」 こっちも見ずに放たれた言葉は、驚くほどに冷ややかだった。 私は何も言えず、静かに家を出た。