電車に揺られること、1時間ほど。 わたしたちは一つの駅で降りた。 「長かった…」 私のところから隼人の家まで、結構遠いんだな…。 「こっち」 隼人は私の前を行く。 あ、隼人の手。 すらっと長くのびた指。 私とは違う骨ばった指。 無意識に私はその手に自分の手を伸ばしていた。