「お願いやめて!」
私は必死で頼む。
出ようとしても、4人に囲まれていて出られない。
「はぁ?なんであんたのお願いなんて聞かなきゃいけないんだよ!」
未歩は怖い顔をしてそう言う。
キーンコーンカーンコーン
予鈴のチャイムが鳴った。
「あ、やばぁもうすぐホームルームの時間!」
香織が言うと、未歩も「そうだね、行こ!」と言って私の方を見た。
「じゃあね、大人しくしてなよ。ま、騒いでもこんなとこに人なんて来ないだろうけどさ!」
未歩はそう言って、私をドンッと力強く押したあと、すぐにドアを閉めた。
ギギギギギ……と不気味な音をたたせながらドアが閉まった。
「いっいや……出してお願い!!未歩!香織!」
ドンドンと中からドアをたたく。
外からは、ガコンといった音が何回か鳴った。
たぶん、私が出られないように外から何かでドアが開かないようおさえたのだろう。

