「なによその目。あ、なんなら、土下座しなよ。」
……は?
「なにそれおもしろい!してして!」
香織が未歩の案に乗り、楽しそうに笑ってそう言い始めた。
「なに言って……」
私がそう言おうとした瞬間、未歩は胸ぐらをつかんでいる手に力を込め、私を床へと投げ倒した。
「いった……。」
私が起き上がろうとしたときだった。
頭を足で踏みつけられた。
!?
私はどうしていいのかわからず、上を見上げようとした。
「ほら、土下座しなさいよ。」
未歩は私を見下げて言った。
ぐぐっと未歩の足から力が伝わってくる。
私はそれに反抗して頭を上げようとする。
「や、やめて……。」
未歩は本気だった。
私の言葉なんて伝わらないまま、未歩は私の顔が床につくくらい強い力で踏んづけた。
「……っ!」
もう、声も出せない。
私の体勢は土下座のような体勢になり、ひどい屈辱を味わった。

