未歩と香織も、私の方を見て笑っていた。 みんな私を指さして笑う。 今まで普通に接していた人たちも、手のひらを返したように私を責める。 男子はただ、面白がって私にいやがらせをする。 この機会を使って私でストレス発散でもするように。 クラスで私の居場所なんてどこにもない。 どこにも逃げられない。 逃がしてくれない。 私はこのクラスに、クラスという檻に閉じ込められているようなもの。 助けてくれる人なんていない。 いないんだ。