永遠の傷跡~すべては弱い心から~




次の日。


いつも通りの時間に登校した。


教室に入ると、クラスの異様な雰囲気に飲み込まれるようだった。


 え、なにこの雰囲気?


みんな私を見ている。


いつものように私は自分の席に行くと、信じられないような光景があった。


『死ね』


『ブス』


『バーカ』


『クズは消えろ』


『学校来んな』


そう書かれた机がそこにはあった。


 私の……席だよね?


黒色のマジックで書かれた荒々しい文字。


文字以外にも細かい落書きなどがあった。


「なによ……これ。」


私が思わずつぶやくと。


「あっはは!ウケる!ちょーウケるその顔ー!」


未歩のその言葉に続いてクラスの人たちも一斉に笑い出した。


 え、え。


 なに……?


「もぉあんた、ほんっとおもしろーい!そう言う反応期待してた!」


未歩はお腹を抱えて自分の席から笑っている。


香織も。


 2人がやったの?


 ひどい……。


「あーぁ、ほんっとウザいわその顔。」


未歩が私の方へと歩み寄る。


「その被害者ぶった顔、上手ね。」


そして私の前に来ると、未歩は勢いよく私の胸ぐらをつかんだ。


「やっ……」


振り払おうとする私の右腕をつかんで、未歩はこう言った。