「なぁなぁ、お前仲間はずれされてんの?かわいそー!なんで孤立しちゃったの?悪いことしちゃったのかなー?」
しだいには男子のグループまでからんできだした。
そして男子の中でリーダー的存在のなのが市山雄介(いちやまゆうすけ)。
その他には、赤城、沢野の2人が市山といつも一緒にいる。
私をそう言ってバカにしてきたのは、市山だった。
「ち、ちがっ……」
私は、違うことは「違う」って言いたかった。
だから、ちゃんと自分の気持ちを訴えようとした。
だけど……。
「言い訳とかいらねーって!もう俺らわかってんだからな?お前のサイテーな性格!」
伝わらない。
もう誰にも、伝わらない。
私の話、聞いてももらえない。
聞いてくれようとしてくれない。
……無理なんだ。
もう誰も……私のことを受け入れてくれない。

