……未歩。 「あんたの言うことなんて信用してもらえない。あんたにはもう味方なんていない。あんたに味方なんてつかない。あんたの存在価値なんて、これっぽっちもないんだよ!!」 ……あ……。 「助けてくれる人だっていないんだよ!」 ……っ! 「すべて私の思い通りよ。」 未歩は、私の肩をどんっときつく押して壁に当たるのを不気味な笑顔で見てから、香織と共に去っていった。 香織は……楽しそうに私のことを見ていた。