永遠の傷跡~すべては弱い心から~




そのあとから、何個か同じものがどこからともなく飛んできた。


背中に当たったり、腕に当たったり、頭に当たったり。


 ……なっ!?


「な……に。」


周りを見渡すと、みんな何事もなかったかのようにしていた。


 ……ちょ。


 なによ、なんなの?


私は前を向いて、また授業を受ける体勢になった。


すると、クスクスと周りで笑う声がした。


「こら!静かにしろ!授業中だぞ!!」


授業を教えている先生が少しざわついたのを察知し注意した。


みんなは一瞬にして静かになったが、みんなの視線が私の方に向けられているのを……私は感じていた。