永遠の傷跡~すべては弱い心から~




 ……うざ……いって……。


「ふふっ。」


未歩は不気味な笑みを浮かべて私の前から去っていった。


香織も、未歩のあとについていく。


私は、またぽつんとひとりになった。


 ……そんな、どうしてよ……。


 どうしてこうなったの……?


 私のことは、はじめから友達だと思ってないと未歩は言った。


 未歩は香織と仲良くなって、私は用済みになった。


 それで、私たちの関係はおしまいなんだと思った。


 なのに……どうしてあの2人はあんなこと言うの?


 わざわざ言いに来る必要があるの?


 どうして……どうして……。


疑問が頭を駆け巡り、ぐるぐるといろんなことが押し寄せてきた。