キーンコーンカーンコーン。


全てがわかって私が絶望に落ちている時、チャイムが教室中に響いた。


クラスの雰囲気なんて、私には知ったこっちゃない。


みんなどうしているのか、どんな表情をしているのか。


そんなの、考えている暇なんてない。


今は自分の事で精一杯。


周りの様子を気にしてなんていられないくらいショックだった。


時間が止まっていた気がした。


この静けさが、この絶望さが、ずっと続くような感じがしていた。