「ゆずきちゃん……やっぱり、私たち放課後まで出られないのかな……。」


アイちゃんは、そう言って座りこむ。


「そうだね……はぁ、最悪だ。」


私も同じように座りこんだ。


「ねぇ、ゆずきちゃんは、どうしていじめられてるの?」


アイちゃんがそう聞いてきた。


私は、アイちゃんなら話してもいいと思うようになっていた。