永遠の傷跡~すべては弱い心から~




「……あ……」


私は何も言えない。


どれだけ自分の現状を人に伝えることが難しいかが、よくわかるから……。


「いいよ、気にしないで。そんな深刻な話じゃないし……」


「深刻な話だよっ!!」


女の子の言葉に、私は即答で返してしまった。


しかも真剣に。


いや、真剣な話なんだけどさ。


でもなんか……でしゃばった……?


「……あ、うん……そうだね。深刻だよね……私、まだ自分でいじめられてるなんて受け止めたくなくて……。」



 あ、それ……私も一緒。


 受け止めたくなくて……現実だなんて信じたくなくて……とても、悲しい。


女の子は、勢いついた私に引くこともなく、話を続けた。


「うん、そうだよね。私も……それすごくわかる。」


私は、女の子に共感できた気がして、そう返した。


「……あのっ、名前……聞いてもいい?」


女の子が言ってきた。


「え。」


私は戸惑った。


人と関わっていいのだろうか、と。


人と関わったら、また裏切られるんじゃないか。


人と関わったら、また嫌な思いをするんじゃないか。


人と関わったら……また悲しい思いをするんじゃないか。