「はい」 もう一人手を挙げたのは、男だ。 顔が可愛い。 犬みたいだ。 「そこ」 やはり首で合図した。 「はい!あも先生は何歳ですか!?それと、いつ学校の先生になったんですか!?」 「あぁ、私の年齢は20代前半だ。今回が初めての先生だ」 皆は一気に驚いた。 「そんな先公が!?ウケるぁー」 馬鹿ウケする不良。 「他はないか」 誰も手を挙げなかった。 「…………よし、じゃあ新一年生、体育館集まるから、10分後並んどけ」 そう言ったら泉先生は教室からいなくなった。