「あと五分…」
早くこの時が過ぎてほしい。
どうしても一人という時間がドキドキする。
「涼上~どこだよ~」
私の名前を呼ばれた。
ちょっぴりドキドキしながら辺りを見渡す。
「ここだよボケ」
目の前から声がして机を蹴られる。
ビクッとして目の前を見ると上から見下すようなヤツら。
そう、そこで気付いた。
「あ…」
見覚えのある顔。
変わってはいないフラワーフラッシュの今時のあげ嬢、盛り上げの髪。
ギャルのその一人は…。
「徳…城……様…?」
そうビックリしながら言うとそこの目の前にいる二人は鼻で笑ったら次は大笑いした。

