「本当に大変な事ばかりなのね」 その資料はこの学校での起こした問題を書いたものであった。 「…自殺が多いわ」 この学校は県でも一番自殺が多い学校なのだ。 「泉先生?」 名前を呼ばれ振り向く。 「なんでしょうか?」 振り向くと、保健の先生である若葉先生であった。美人だ。 「あなたみたいな強気な先生が来てくれると助かります」 「はぁ??」 意味が分からなくとぼける。 「これから支援してくださいっ!!」 そう言ってあも先生の手を握る。 「は、はぁ~??」 ますます意味が分からなくなる。