君のことしかみれなくなる


二人でギャーギャー騒いでいると

「はい、そこまで。」

と、私達の口喧嘩をとめに入った。

背後からする声はとても殺意がこもったものだった。

私達はその声に体をビクッと震わせ
その声の主を見る

「前言わなかったっけ喧嘩はするなって」

真顔でいってくるその人いや、片瀬 皐月は今日もご立腹であった。


片瀬 皐月は、黒髪ショートにイケメン美少女
女子に人気があって、毎日囲まれている
部活仲間で部員の面倒を見る姉的な存在
私と連の喧嘩をいつもとめる役でもある。


『い、いやじゃれてただけだよ、ねぇ〜連』

必死で私は否定する。
喧嘩だなんて認めたら酷い目にあうからいやだ。

そして連は、ちょこっちに振るなよと目で私に訴えていた。

「お、おう。ただじゃれてただけ」


へぇ〜。とこっちをジロジロと見る皐月

あぁ、皐月には敵わない。
怖すぎるぅぅうう!
あんな怖い人に出会ったのは初めてだぁぁ