和菓子のはなや

奈津の言ったそのお店は、もなかが美味しくて近所では有名のお店だ。小さくて木造の建物で私もよく食べていた。



「あそこかぁ………あそこバイト募集してるの??しかも高校生…」


その言葉に奈津はコクコクと頷いた。




「じゃあ今日早速お店に行ってみるよ!!」

「……早く返してね。お金。」



奈津は手でお金のジェスチャーをした。お金に関しては厳しいからなあ。



私は大丈夫と頷いて放課後を待った。




ー放課後ー



「よしっ、行くか!!」


私はカバンをとって教室を出た。奈津は週に2回ある手芸部に行っている。



学校を出て、電車に乗る。



すぐに目的の駅に着いた。