和菓子のはなや

待ってましたとでも言うように花谷さんは私の手を引いてずんずん会場の方へ進んでいく。




でも周りには私達と同じようにイルカショー目当ての人達が物凄くいて、あまり前には進まなかった。




なんとか席にすわり、さすがに自然に手も離れた。





そして解放された手を私はなぜか名残惜しく思ってしまった。





そしてイルカショーは始まって、花谷さんはイルカに夢中。




技をイルカがこなす度に花谷さんは真顔で、でも嬉しそうなのは確実にわかる顔で「すげーな」と何度も私にしつこく言ってきたのだった。



私はそんな花谷さんが可愛くて。



ショーが終わって、ちょうどいい時間になり、帰ることになった。