和菓子のはなや

「ねー急なんだけど私バイトすることになったんだよね!それでどこで働けばいいのかわかんなくて。」



私はカバンを置いて席に着くなり奈津に昨日のことを相談した。



奈津は数秒黙り込む。


これはよくある間だ。



「……和菓子屋さんとかは?」


「…和菓子屋さん??」


こくりと頷く奈津。



「……喫茶店の春の隣にある、もなかが美味しいところ………。」