和菓子のはなや

「あ、あの、わざわざありがとうございます」




背が高い花谷さんを見上げながらお礼を言う。




「別に。」





そう言う花谷さんは私とまったく目が合わない。





…それにしてもまさか送ってくれるとは思わなかった。





月が綺麗ですね、とかそんな話をしてあっという間に駅に着いた。




「今日はありがとうございました。とても楽しかったです!じゃあ、また明日」




「ん」




そう言って花谷さんは私が駅に入るまで見送ってくれた。