和菓子のはなや

そんな感じで夕方になり、お店の片付けをしていると、



「由良ちゃーん!今日うちでご飯食べて行きなよー!!ねっ!ねっ!」




のれんからバッと顔を出して満面の笑みで言う美知子さん。




やっぱり顔が整っている…。花谷さんのお母さんだ……。





そんなことを思いながら私は目を見開いた。




ご飯?!花谷さんのうちで!??




「あの、お気持ちは嬉しいんですけど、さすがに久しぶりに親子水入らずなんですし、私は今日は……」





と、最後まで言い終わらないうちに





「そんなのどうでもいいのよー!私は基裕よりも由良ちゃんと話したいんだから!!あっ、もしかしてこれから用事とかあったりする??」





「用事は、ないんですけど……」




「なら一緒に食べましょ!ね!決まり〜!!」





…まさか花谷さんの家で夜ご飯を食べることになるとは……