和菓子のはなや

そしてあっという間に月曜日。




私はいつも通り店に入ると、花谷さんがいた。





「おかえり。」




「ただいまですーもう出るんですよね?」




「そうだけど?なんだよその変な顔。」




「いや、どこに出かけるかは知らないけどその甚平で行くんですか?」




私は花谷さんがいつも着ている甚平を見たまま言う。




「いんだよ別に。大した用じゃないから」




そう言いながら私の頭を軽く叩いてドアをスライドさせた。





「んじゃな。なんかあったら連絡な。すぐ戻るから」





「はーい」




そう言って外まで見送る。




花谷さんははヘルメットをかぶって原付にまたがった。





うわぁ……出前感…………




私はそんなことを思いながらひらひらと手を振った。