和菓子のはなや

私はまた駅までの道を戻りながら携帯のロックを解除して奈津とお母さんに明日からバイトが始まることを伝えた。



……それにしてもイケメンだったなあ…



歩きながら私ははなやのお店の人の顔を思い出しながら帰った。





ー次の日ー


「おはよう奈津!」


私は今朝も1番に前にいる奈津に挨拶した。



奈津も振り向いておはようと言う。そして、


「今日からバイトでしょ?」


私はその言葉に緊張して、頷く。



「う、うん!とりあえずは奈津にお金を返すために頑張ります!!」



「まあがんばって」



そう言って前を向く。


…一応は心配してくれてるのかな。