春夏秋冬キミがいた

「美咲さん。俺の頭ん中、ずっと美咲さんでいっぱい。」

「か、かかか楓くん…それ、ほんと?」

「…はい。」

楓くんは、そっと私から離れる。

「返事は、いつでもいいんで。待ってます。」

そう言い残して、楓くんはその場を去って行った。