春夏秋冬キミがいた

優しい口調で、楓くんに名前を呼ばれる。

「は、はい!」

パニック状態の私は、思わず敬語で返事をしてしまう。

「俺、ずっと好きでした。美咲さんのこと。」

まさかの楓くんの一言に、私の頭は思考停止する。