春夏秋冬キミがいた

「き、昨日はぶつかって、本当にすみませんでした!!」

そう言って、勢いよく頭を深く下げると、「クスクス」と壁ドン男子が笑いはじめた。

「美咲さん、覚えてないんですね(笑) 俺のコト。」

…え? “ 覚えてない ” って?
どういうこと?なにそれ…この壁ドン男子って、私の知り合い…とかなの?