春夏秋冬キミがいた

「…階段でぶつかった人に壁ドンされた。」

正直に話した途端、海斗はブッと吹き出した。

「壁ドンー? 美咲、お前、頭大丈夫かぁ?漫画の読みすぎじゃね? お前にそんな出来事起こるわけないだろ!(笑)」

「いや、本当だってば!私壁ドンされたんだよ!」

「ふーん。じゃあ、誰にだよ?」

「……イケメン男子に。」