春夏秋冬キミがいた

……キーンコーンカーンコーーーン………

男子生徒の顔を思わず見つめていると、チャイムの音でハッとする。

そうだ!私、遅刻寸前だったんじゃん!

「す、すいませんでした!!!」

男子生徒に速攻で頭を下げて謝ってから、私はまた、階段をかけ上がった。