春夏秋冬キミがいた

ベッドから起き上がると、全身に鈍い痛みが走る。
膝や腕には、見に覚えのない痣ができている。

ベッドから降りて、ゆっくりベッドの周りのカーテンを開けると、保健の先生の姿は見当たらなくて。
ストーブの前のソファーには、海斗がいる。

海斗と、目が合う。
海斗は驚いた顔をしている。