春夏秋冬キミがいた

突然、目の前が真っ白になった。
その途端に、体をぶつけたような痛みが走る。
体に力が入らない。
視界がだんだんもっと真っ白になっていく。
意識が、朦朧(もうろう)としていく。


…美咲… 美咲…

誰かが、私の名前を呼ぶ声が遠くでする。
これは、誰の声?

…美咲… 大丈夫か美咲…

だんだん、その声が遠くなっていく。
なんだか、不思議な感覚…。

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