執事とご主人様

瑠璃は少しうつむいて考えた


確かになぜこんな馬鹿執事が私の執事やってるのだろうか


この人のほうがしっかりしてそうだし


いっそ変わってもらったほうが・・・・・


「瑠璃様?」


「はぅ!」


如月と名乗る男は瑠璃の顔のぎりぎりまで近づいて言う


「ち・・・・近い」


「おっと、私としたことが」


おっと、おっとって・・・・


「もしかして・・・苦手だったりします?」


「びく」


「執事」


如月は一瞬戸惑ったが


すぐに、髪をかきあげてこういった


「私に苦手なものなんてない・・・・」


「へぇ~じゃぁ、この部屋掃除してくださいまし?」