「もぉ!ありえない!!!」


「何ですか?食事中にはしたない」


「あんたのことよ!何でこんなヘンタ・・・・むぐ!?」


瑠璃が話そうとした瞬間


ハルキが強く瑠璃の口を抑えた


「むぐぐ~!」


「食べ物を口に含んだまましゃべってはいけませんよ?」


顔はにっこり


しかし、手の強さはどんどん増し


瑠璃は息が出来なくなって暴れ始めた


「ん~!!」


「おっと、ごめんなさい」


ハルキはあわてたように手を離した


「馬鹿!もぉ!この変態執事!!!!!」


瑠璃がそう大きな声で叫んだ瞬間


周りで食事をしていた人々がいっせいに瑠璃のいるほうを向く


「変態?」


「あの執事が?」


周りがざわついてきた。瑠璃はあせっていた


その時


「瑠璃様。お部屋に戻りましょうか?」


食べかけの食事を放棄してハルキと瑠璃は走り出した