＊サヤカside


今日も、私はうるさいギャラリーを
無視しながら教室に向かっている。


ここまではいつも通りの事。
だが、一ついつもと違う事がある。


それは、私が不機嫌な事。

理由は後ほど。


そんな不機嫌な様子を察したギャラリー達は今日はそっとしておこう…などの気遣いはなく。


「ちょっと不機嫌なドール。。絵になる！」

などと、騒ぎ始めた。


さらに、不機嫌になった私は
早歩きで教室に向かう。

ガラッ)
「あっ！サヤカーっ！おはよう！」.

「美香、おはよう」

美香は私の友達でいわゆるいつメン。

「いや〜♪今日も大変ですな〜♪
人気者は」

「べつに。嬉しくもなんともありません。むしろ、困ります。」

「またまた〜♪サヤカはお人形さんみたいで可愛いからみんなほっとけないんだよ♪」

「はぁ」

「あっ！そういえば聞いてよ！
今日ね！先輩にね挨拶出来たんだ〜！」

「それは、良かったですね」

と、テキトーに美香の話を聞き流し
窓に目を向けていると。。