涙が溢れる



そいつは私の隣の席に座って

「 はよ 」

っていつも挨拶してくれる

「 おはよ 今日は少し早めだね 」

っていうおきまりのセリフ

「 いつもと同じだけどな 」

嘘つき 。
いつも3時間目とかに来るくせに

なんて思いながらも
この時間が幸せに感じる


だってこいつは私の彼氏だから


立花 玲於

名前も顔もすっごくかっこいいの笑

勉強はそこそこだけどスポーツは
できるし私からしたら
自慢の彼氏なの



なんだかんだしてるうちに
朝の会終わり
授業がはじまる

今日もだらーんとすごしてるうちに
学校が終わる


「菜乃 ー、かえんぞ 」

そんな声が隣からしてくる

私は急いで帰りの支度をして

「 真緒!また明日ね 」

って真緒に挨拶してから
玲於と一緒に帰る