意地悪な男と恋をはじめます。

お風呂あがってから洗濯干している間も、後ろをちょこちょこと着いてきていた桜楽さんは、何か俺に言いたいことがあるらしい。

「矢野は、どこで寝るの?」

「俺は、ソファーで寝るよ。」

「だめ!風邪引くから一緒でいい。」

一緒でいい!まてまて!桜楽さん、恋人以前に俺と桜楽さんは、男と女で異性なんですよ‼無理があるでしょ‼

「だめ。一緒の方が、いいでしょ。」

桜楽さんは、頑固だ。無理にでもソファーにいこうとしてたけど、諦めて一緒のベッドに入った。大人二人だ。狭い。

密着もすごく、ドキドキする。

「桜楽さんなら、ぎゅーってしていい?」

「うん。」

繊細で壊れてしまいそうなものに触れるかの様に俺は、桜楽さんを抱き締めた。

「ふふ、くすぐったい。」

「だね。くすぐったいけど、遅いから、寝ようね。寝るまで隣にいるから。」

「おやすみ」

小さい子にするようにトントンとしながら、額に一つのキスを落とした。