「悟は絶対あたしのことを遊んでる!」
「…いきなり何。」
──翌日、みっことマックで語っていた。
「いや、昨日も悟んち行ったんやけど……
その……
不意打ちにちゅーされてん」
「…なんやノロケか」
「わ──!!ちゃうねん!
あんな!?なんか反則やと思わへん!?あたしはこんっなに悲しい想いしてるって言うのに!」
「…やっぱり悲しいん?」
あたしはそうみっこに言われハッとした。
「あー…、ちゃうちゃう。
冗談やで?でもな、なんか小馬鹿にされてる感じするやん(笑)?」
「せえへんわ。あたしにはノロケにしか聞こえへん!」
みっこは涙を流すフリをして言った。
「あはは。ごめんなぁ〜(笑)」
みっこも笑っていた。
……うん。
あたしには友達もいるし、大丈夫。
みんなきっと、あたしを支えてくれる。
だから大丈夫や……