「どこ行こっか?」 …あたしのテンションに 気付いたのか、先に沈黙を 破ったのは竜也だった。 「あ〜、どこでもええよ」 「…元気ないね。 どうかしたん?」 「え? いや、なんもないよお〜」 「………」 きっとこんなんじゃ、 竜也つまんないよな…。 ごめんな、あたし最低や… 歩きながらも、竜也はたくさん話しかけてくれたけどあたしはそっけない返事ばっかやった。 ──そして、周りの変化に 気づいたのは歩いて20分 くらいしたときのことやった。