こんな変なやつと バンドを組むなんて 少し怖かった。 俺はベース、 ハリネズミはドラム。 こんなやつと 息を合わせるなんて できるわけないと思ってた。 でもユニゾン…やりたい…! 絶対やりごたえがあると思った。 「はぁ? お前とバンドぉ? どうせ他にやってくれるやつ おらんやろし、しゃあなしな」 これが俺の人生の過ちであった。