その時だった。
女の子の後を追うように部屋に入ってきた人物がいた。
それは必死に心の中で助けを求めていた人物だった。
「クラウス、アメリアは目が覚めー…」
「ノーマン、助けて!」
ノーマンの言葉を遮って、私は必死にノーマンに手を伸ばして助けを求めた。
ノーマンはぽかん…としていたが、一気に部屋の空気が重くなり、助けを求められたノーマンは顔色が悪くなっていく。
「く、クラウス……今日はこの辺にしよう。な?」
ノーマンは重たい足を動かし、部屋に入りクラウスに近づく。
「…ノーマン」
「後で話を聞くから、今はこの空気をどうにかしろ!」
重すぎるだろ!とノーマンはクラウスから警棒を取り上げる。
それはもう一瞬の隙をみて。


