「それにアメリア。まだその前にあったでしょ?」
クラウスはずっと笑みを浮かべながら、警棒を私の頬を小さく突く。
こ、怖いーっ!
ノーマン、助けてー!
「その…前…?」
「アメリアはさ、俺に服を押し付けるし、俺が呼び止めても無視でしょ?」
「……あ」
「まさかアメリアが俺を逆らうなんて思ってもみなかったよ。俺がどれだけ苛立ったか、わかる?」
そして、見つけたかと思えば、探していたヴァンパイアと戦闘してるし、血塗れになってるし、おかげで俺の苛立ちが二倍になったよ。
そう笑顔で言うクラウスに私は更に怖くなった。


